【EH-TW5750】家庭用プロジェクターの設置計画と2年使った感想

クロス

新居では家庭用プロジェクターがいいなと思って設置しました。そこから2年経ち、もうプロジェクターに違和感がない生活になりました。実際にプロジェクターを使ってみた感想はどうなのか、そもそも何が必要なのか、イメージがしやすいように図解も入れて私なりに解説します。

広いリビングがいいと計画した家、そうなるとテレビの大きさは必然的に大きくなります。最低でも55インチくらいは欲しいのではないでしょうか。

新居の計画をスタートしたとき、もちろんテレビの壁掛けは検討しました。同時に、憧れのような感じでプロジェクターの設置も考えていました。

もしテレビを置きたくなったらどうするとか、いろいろな可能性を考えましたが、先のことを考えるよりもまずは欲に従い、後のことはあとで考えるスタンスでプロジェクターの計画を立てました。

ひとことで説明するとしたら、テレビとプロジェクターどっちを選んでも設置できるようにした結果、プロジェクターを設置したという事になります。

縦長のLDKなので、プロジェクターを使いたい場合はど真ん中の床に置くわけにもいかず、天井に設置する計画を予めすることがケーブル類をスマートに納めるためには必要でした。

プロジェクターにした理由

まず間取り図をみると、扉を省いたスクリーン面がざっくり3mあります。画像に当てはめるとこうなります。

これに対して100インチのサイズは以下の通りで、壁面ギリギリまで使えます。

  • 横:221cm
  • 縦:125cm

仮にテレビで実現しようとすると、超大型テレビが必要となります。現実的に購入できるのは価格的にもこのあたりまででしょう。

これをプロジェクターと比較します。

  • 横:166cm
  • 縦:93cm

いまいちピンと来ないので画像で見てみましょう。

外枠の赤が100インチです。75インチ(型)とは差がありますね。数字で言うとスクリーンで横:55cm・縦:32cm違います。

部屋の大きさからしてサイズを優先させると、個人的にはプロジェクターに軍配が上がりますが、価格はいかがでしょうか。

価格.COMで調べて当時の最安値で購入。機種は確定していたのでしばらく価格推移を見ていました。しばらく動かなかった最安値がふと更新されることもあり、私はそのタイミングでポチりました。

 

価格的にはテレビの半分程度で収まり大画面での視聴が叶う事になりました。まとめると、大画面という事にフォーカスした場合にはプロジェクターがコスパが良かったのが理由です。

プロジェクターのデメリット

プロジェクターはあくまでも投影機なので、これさえあればテレビが見られるわけではありません。本体にスピーカーが付いているかの確認も必要です。ホームシアター用にはおまけ程度のスピーカーが付いていることがほとんどだと思いますが、購入時の確認は必須です。

テレビを見る場合は地デジチューナーが必要で、最低でも1万円くらいはします。録画したい場合、チューナーによってはHDDなども購入が必要になります。パソコンやfire stick TVを映すくらいなら本機にHDMI接続だけでOKですが、テレビはチューナーも必要なので注意です。 

プロジェクターはテレビと比較すると視聴性が劣ります。4Kなど解像度の問題もありますが、周囲が明るいと見えにくいのは事実ですし、スクリーンが無いと本来の画質は壁紙の模様に邪魔されます。また、キレイに天吊りするには配線計画と下地補強が必須で、置く場合でも適切な位置に置く必要があります。

我が家の設置計画

機種選び

仮に100インチを映す場合、機種によって壁からの距離が異なります。壁に近くても100インチ映せるもの、壁から離さないと100インチにならないもの、色々種類があります。なのでまずは機種を決めましょう。

ちなみにこのプロジェクターは100インチ映すには壁から約3m必要です。「プロジェクター品番+投影距離」で調べてみましょう。一般的にこのタイプがほとんどだと思います。

後継機のTW5850がありますが、firestickTVの機能が追加されただけなので、価格的メリットを考えると旧機のこちらで十分だと思います。新旧で同じ価格だったらどちらでもいいでしょう。

設置方法と位置

天吊りか置くかの2択だと思います。個室なら棚の最上段に置くのでもOKです。LDKの場合は置くと邪魔なケースがほとんどなので天吊りがおすすめです。

配線も天井裏を通せてすっきりします。この時に投影距離を調べておいて、天井補強位置を決めましょう。天井補強はプロジェクター設置の際に融通が利くよう、少し大きめに下地を入れます。レンズがプロジェクターの中心にあるわけでは無いのでご注意ください。

配線計画

難しいことはなく、予めケーブルが通るルートを考えるだけです。

プロジェクターはHDMIケーブルで地デジチューナーやPCと繋ぎます。firesticTVもHDMIと同じです。なので地デジチューナーを置く場所とプロジェクターを設置する天井に配管を通します。人によってはこれが地デジチューナーの他に、ゲーム機やAVアンプだったりします。

我が家の場合こんな感じ。青がHDMIケーブルですがこれを天井裏に通しています。空配管の太さはΦ42でHDMIが通る大きさにしています。これは言わないと細い配管になって通せなくなる場合があるので、配管を通すまでに監督さんに言う必要があります。ベストは電気配線計画のタイミングですね。空配管の長さを聞いておくと、長いHDMIケーブルを買うときに目安になります。

プロジェクターのほかに必要なもの

プロジェクターはあくまでも投影機なので映像しか出力しません。今回紹介した機種はスピーカー内蔵なので音声も出るんですが、おおきな画面とはギャップがあって物足りなさは否めません。

テレビは地デジはもちろん、録画もできるしスピーカーも付いているいわばオールマイティ型です。逆にプロジェクターは性能や追加機能の差はあったとしても、基本的に映像のみなので各機能を別機器で補なう必要があります。

 

吊り下げ金具など購入した付属品もご紹介しておきます。

ひとまずこれらでテレビを見ています。チューナーはテレビをスマホでも見られるみたいで機能的ですね。プロジェクターで見にくい昼間も、アプリさえ入れれば問題無しです。金具はamazonで一番レビューが多いものを購入。しっかりした作りで2ヶ月問題無しです。天井への固定くらいならDIYしたことなくても電ドラで簡単です。

スイッチボットで操作をしているので、プロジェクターのリモコン、テレビのリモコンと色々使わずに音声操作、これが思いの外快適です。

束になっているコードは電源ケーブルで、コンセントが最短の場所にある為有り余っています。いずれこの短いすっきりしたものに変える予定で、その後の画像はこちら。

ちなみに左側の網目部分がスピーカーになってます。

 

あと同時にスピーカー配線も計画するのがおすすめでホームシアターには欠かせません。本体スピーカーの音と大画面のギャップを感じます。

2年使った感想とレビュー

日中の明るい時間に暗いシーンは見えません。明るい中での視聴はドラマや映画には向かないと思います。それかシャッターやカーテンを閉めるなど工夫が必要です。

私はスクリーンを使わずに壁紙に映していますが見えにくいと感じたことはありません。朝も明るいなかでニュースを見ていますが、情報収集程度なので不便していません。

夜・照明無し
夜・照明有り(電球色)

夜であれば照明を点けていても特に見づらさは有りません。壁に近づいてよく見ると壁紙の模様がうっすらありますが、模様が細かいので通常ドラマなど見る分にはわかりません。この記事のトップに乗せた画像がまさに朝写真を撮ったものです。

夜・照明無し
夜・照明有り(電球色)

引きで見るとこんな感じです。大画面でみる映画やドラマは最高ですよ。クリスマスツリーは高さ120cmで大きいツリーなんですが小さく見えますね。このプロジェクターはフルHDですが、そもそも地デジやブルーレイなどは2KなのでフルHDで問題ありません。

 

正直プロジェクターをスクリーンではなく壁に映している時点で、4K画質だとしても私は分かりません。BS/CS 4KやfirestickTV 4Kなどを視聴する方はフルHD(2K)になるのでご注意ですが、フルHDでかなり綺麗に見えますし、価格的にもちょうどいい落としどころなのではと思ってます。

 

それにこのプロジェクターは明暗がくっきりしていて、照明MAXでも見やすいです。ついルーメンが高いものを選びがちですが、シアター用ならコントラスト比が大切です。これは暗い部分がしっかり映ることでメリハリがあって鮮やかな映像になります。

 

メーカーは色々と悩みましたが長い期間使う事を考えたところ、名の知れたEPSON製品を選ぶことになりました。プロジェクターはピンキリで10万掛ける必要があるのか、もっと安いものでもいいんじゃないかとも考えました。特に海外製は安く売ってますからね。お堅い考えですが、良い物はメイドインジャパンの感覚で選んだまでなので、メーカーは何でもいいと思います。

 

最後に大画面の他にメリットがあるとするなら、プロジェクターを付けていないときは何もない壁になることです。テレビはもちろんテレビ台も有りません。ほこりが溜まらないし、小さな子どもにいたずらされないのは個人的にはかなり推せるポイントです。

夜・照明有り(電球色) アップ

壁紙はLTS431(リリカラV-wallのLV-3613)で境界はこのような感じです。電球色の照明で紛らわしいですが、投影されているのは右側です。その他でも何かあったらコメントや問い合わせいただければ、気付き次第返信しますのでお気軽にどうぞ。

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