ちょっと真面目なお金の話

photo of maneki neko figurine
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当ページをご覧いただきありがとうございます。家づくりにおける一番大切なお金について今回は掘り下げます。長めの記事ですがちょっと真面目に書いたので是非最後までご覧ください。

 

基本的なお金の考え方です。家というよりは生活全般についての内容になっていて、全ての基本について書いています。

 

実際に注文住宅を建てた経験を踏まえて人生掛けた家づくりのお手伝いをできればと思います。

なぜお金についてをひとつの記事にまとめたかというと予算オーバーした家は住宅計画失敗とイコールだからです。

  

ガチな内容を伝えるためにこのページを設けています。調べて出てくるような寄せ集めの情報ではなく、体験談を交えて書いていき具体的にどうすればいいのかを伝えます。

 

「○○ポイント○選」とかも良いですが、これから建てる方に向けて経験を交えながら書いていきます。なお、個人的な考えも含まれますのでご了承ください。

予算を明確にする

住宅ローンを組むのに避けては通れない部分です。これをきっかけにマネーリテラシー(お金の知識)を強化しましょう。家を買うタイミングは収入を含めてお金について考えるいいタイミングになります。

お金の管理能力は、計算力でも計画力でもなく人間力です。

 

身近なところだと、ハンカチを持ち歩くのも人間力です。決して女子力ではありません。手を洗う・汗をかく、特定の人に限ったことではなく全員に該当するからです。お金にも同じことが言えます。

 

支出を把握する

意外とできていません。この一言に尽きます。

 

“今月いくら使ったか”だいたいでも把握してますか?ここで「えーっと…。」となった方はそもそも家を建てる(買う)スタートラインにすら建てていません。カードの利用明細と口座から引き落とされた額の確認からです。

 

先ずはお金の管理、そして無駄をなくしましょう。ローン審査はスマホの分割払いまでしっかり調べます。可能であれば支払いを管理できるクレカがオススメです。ポイントもたまるので一石二鳥です。

 

支出は減らせないか

毎月の生活費を少なくするには固定費の見直しからです。この中で思い当たることは有りませんか?

  • 保険
  • 住居
  • スマホ代

いろいろ支出を抑える方法はありますが手っ取り早いのはこのあたりです。以下に補足しますが、当たり前のことを書いているので、項目をみてなんとなく内容が想像できる方はスルーOKです。

固定費はしっかり管理しよう。

保険の見直し

見直しと言っても新しい保険に切り替えろという事ではありません。本当にその保険が必要かどうかそこから考えます。ちなみに個人的には貯蓄型保険をするくらいならnisaの方がいいと思っています。

 

さて、保険は人生で2番目に大きな買い物と言われています。もちろん家の次です。しかしそのような感覚が無いのは月々の支払だからです。家を買う前に現状の大きな買い物を見直さなければ先には進みません。計算してみましょう、1世帯あたりおよそ3万が平均です。※2018年データ

25歳から60歳まで払った計算

形のない保険という買い物を“よくわからない”と言って言われるがまま契約していないですか?日本人の9割は保険に入っていますが内容を理解していない方がほとんどです。付き合いやとりあえずで入るからだと思います。

細かいことはおいといて、まずは年間いくらの支出か確認してみましょう。月額に×12するだけです。

 

保険は高額な買い物という認識が大切です。実際に自分が働けな(亡)くなったらどんな行政手当があるのか?配偶者の収入は?計算したら実は保険はいらないかもしれません。日本の医療制度は特に長けています。

 

人生でそこまで保険のことを考える日は無いので、こういう節目こそしっかりと考える必要があります。

例:団信に入ったらその分の死亡保険が削れる。

保険は定期的に見直さなければいけない。

住居の広さ

家賃10万で2LDKとしましょう。寝室+荷物部屋+LDKの場合、ざっくり家賃を使用頻度で分けるとこんな感じでしょうか。

 

寝室(4万)+荷物部屋(1万)+LDK(5万)=計10万

 

荷物部屋には何があるのでしょうか。※荷物部屋というのはあくまでもわかりやすくするためで、色々なところにいらないものがあるという事です。

 

痩せて履くと決めたズボン。いつか使えるかもしれないノベルティグッズ。次はいつ行くだろうかスノボのセット。

大きいものから小さいものまで、しまいっぱなしの物に家賃は払っていませんか?荷物を整理したら1LDKで済むかもしれません。

 

これから家を建てるなら、なおさら使わない物の為にローンを払うのを避けましょう。なるべくコンパクトな家が理想です。坪単価をはじめ、光熱費や固定資産税にも影響します。

 

まとめると、いらないものを減らすことが重要と言えます。新しい家ではその分の収納を減らした計画ができて大きな節約になります。

いつか着るかもしれない服、実はもう数年眠っていませんか?その収納にも家賃は発生しています。

スマホ代の見直し

すぐにできる事のひとつです。私はもともとソフトバンクでしたが、ワイモバイルに乗り換えで8分の1ほどにスマホ代を抑えることができました。

 

スマホをそんなに使わない方なら私が使ってる3ギガ990円で使える格安SIMに乗り換えがオススメです。というよりこれはやらなくてはいけません。

格安SIMは遅い?そんなことはなく、回線(Softbank➡Ymobile等)も同じところを選べば電波も今までと変わりません。

 

私はもともと8,000円台だったのでかなりの節約になりました。データ通信をたくさんする方も2,728円で20ギガ使えます。特にラインモはLINEのデータ通信が無料なので、ラインのやり取りが多い方は実質3ギガ以上使えます。送られてきた動画を見るのもこの無料範囲で回線もソフトバンクなので安心です。

インターネット限定のプランは面倒ですが、それなりの魅力があります。(povoやahamoなど)

 

これを夫婦でやるだけで月々2,000円、20ギガのプランでも夫婦で月々6,000円でおつりが来ることになります。スマホ代が高い方はすぐにやりましょう!

実際、これをやらない選択は大手携帯キャリアに勤めている人以外無いです。デメリットがありません。

 

自分で調べるのが手間なら、電気屋さんでスマホコーナーのお兄さんを捕まえて「一番安いのに乗り換えたい」と言えば各社取り扱いの中から比較してくれます。

自分の苦手なことを得意な人に任せることは、時短で賢い選択です。今どきの言葉だとタイパ(タイムパフォーマンス)が良いと言います。

一番身近なのがガソリン代ですね。燃費の良い車や排気量が小さい車に変えるのも良いですが、まずは普段入れるガソスタを統一してポイントをまとめましょう。その他、車検をガソスタで受けたりクレカを作ったりするとガソリン割引のサービスがある場合もあります。

燃費が悪い車やよく走る方ほど恩恵があります。最近はアプリ会員などで割引クーポンもありますので、先ずはこのあたりから始めてみましょう。

注意点は、自動車のローンが残っていると住宅ローンの審査は厳しいので、ローンを組む車の買い替えはNGです。

 

支払いはひとつにまとめることで還元も大きくなります。サービスも活用しましょう。

節税

固定費の他、年に一回のめんどくさいけど簡単なもので得する方法もあります。

  • ふるさと納税
  • (医療費控除)

このあたりはハードルが低いのにもかかわらず“めんどくさそう”で手をつけていない方が多くてもったいない案件です。このひと手間に時間を割けるかどうかで無駄に税金を払わなくて済み、実質の手取り増につながります。

 

ふるさと納税できる金額は、わかりやすいサイトがあるので計算しましょう。また、返礼品を選ぶときは“2,000円で買えたらうれしいもの”を基準にしてみてください。商品が届いたら紙を郵送するだけです。以下の医療費控除の数字もしっかりと入れて計算します。

詳細シミュレーション内

税金の前払いなので、細かく言うと節税とは違うかもしれませんが、ただ税金を払うだけよりは品物をもらう方がいいという事です。うまくやると2000円分がポイントで相殺できて、実質無料になることあります。(セールやポイントアップ)

 

(おまけ)医療費控除に関することです。これは毎年ではないと思いますし人それぞれです。

  • 市販薬1万2千円以上の購入
  • 病院代が10万以上

世帯計算なので、出産した年で活用できる可能性が高いです。心当たりのある方は調べればすぐにできるのでお小遣い稼ぎだと思ってスマホで申請してください。

1万/月 くらいなら無理なく節約できます。固定費の見直しタイミングは「今」です。

一番きつい時期への準備

住宅購入するにあたってローンを組む人が多数だと思います。仮に35年払うとして、一番収入的にきついのはいつでしょうか。

 

夫婦でローンを組む場合のよくあるパターン、妻の出産から復帰までの期間は1馬力です。1人で組む場合でも、夫婦で返すことを前提に満額借りるパターンがあるかもしれません。さて、想像できる中できついと考えられるのは1馬力の期間だと思います。

 

じゃあ1馬力で返せる額でローンを…。

 

なんてことは言いません。出産であれば給付金がありますし、それ以外でも社会保障で多少の給付金があります。完全に1馬力ではなく実は1.5馬力くらいなので、1.5馬力時期の生活費をきっちり確保しておけば問題ありませんしかし、復職後も時短勤務になることが多いのでそこは考慮しておきましょう。

 

子が1歳になるまで休むなら産育休手当と給料の差額を計算。それを1年で計算すれば足りない額が分かります。子の生活費と人数も忘れずに。

 

仮に200万と出た場合、頭金として使わずに“この200万は使わない”と夫婦で情報共有をしっかりしましょう。住宅はほぼ確実に予算オーバーの見積が出てくるので死守するお金は先取りです。

 

返済シミュレーション

もちろん1馬力で余裕ある予算が一番ですが、実際それじゃ家は建てられない場合がほとんどです。

 

日本人の年収中央値は約400万円。ここから余裕のある予算と言うと、一般的には年収の20%なので、金利を含めて7万/月 の返済。男性の中央値は約490万なので、8万/月になります。

 

シミュレーションのとおり、約2,700万(男性中央値比:3,100万)では購入できる住宅は限られます。と言うよりこのページを見ている人の理想の家は遥か彼方にあるはずです。なので以降に書いている点を気を付けつつ、夫婦合算で考えて良いと思います。

きつい時期の乗り越え方を考えておく。その準備は必ず夫婦で共有しておく。

予算はいくらにするか

ここまできてようやく予算を決めるのでもいいと思います。無駄な出費をトコトン抑えて他に回します。ここで大切なのは家が全てではないということ。

 

無駄な出費は他に回すと書きました。マイホームハイで予算を100%家につぎ込むのはそれこそ無駄な出費です。外食、習い事、お出かけ…等、色々したい事ありますよね。

 

節約分は予算ではなく余裕と考えましょう。出費の見直しをしなければ出てこなかったお金です。たまに衝動買いしたり、たまに家族で旅行に行く方が個人的には満足度が高いと感じます。

そして、お金に余裕が無いと生活の雰囲気が穏やかではなくなります。

 

具体的に言うと、5万円余裕があったら3万は確実に貯金。残り2万は基本貯金で何かあったら使う。のようなお小遣いとは別枠があってもいいと思います。名付けるならイベント費みたいなものです。

 

これらを踏まえて余裕を持った予算を決めます。余裕は常ではありませんのでご注意。予算の考え方は人それぞれですが、家賃をベースに総額を決めたりすることが多いのではないでしょうか。

もうちょっと払えるかもとか、これくらいがベストとかを余裕を見て決めていきます。

余裕は目一杯使わないこと。家を建てることが生活のすべてではない。

紹介されるFP相談は裏がある

住宅営業マンはこんなことを聞いてきます。「月々いくら払えますか?」こんなストレートじゃないですけど、核心の部分はこれです。要はいくらの見積を出すのか計る為です。

 

例えば10万/月 と言うと、総額を逆算して4,000万くらいの家になるように話を進められます。不思議なことに12万/月 払えますっていうと4,500万くらいの見積になるんです。

銀行の金利や年数・外構費などをちょちょっといじって予算いっぱいの見積が完成です。土地も決まって無いのに「外構はこれくらいです」なんて200万くらい予算に入れてあります。そして段々と話が進むと予算が足りない、なんてことに。

 

そこですかさず「FP相談しましょう!」と営業マンから提案されます。待ってましたと言わんばかりに次の約束2回分はFP相談になります。相談する日と結果を聞く日です。

結果を聞くと「結構払えるじゃん」となります。「この何に使っているかわからないお金は先取りしておいてローン返済に充てましょう」ってFPに言われるんです。これは前述したいわゆる余裕の部分になります。

 

自分で家計の見直しをすると、この余裕は予算じゃないと分かります。削る所を削ってようやく出た金額だからです。しかしFP相談で他人からこれだけ予算(余裕)がありますと言われると、出費は変わらないのにポっとお金が湧いてくる感覚になります。

 

よく考えてください、そのFPはハウスメーカーの紹介です。予算が足りなくなった時の手段、FP相談で予算を増やせです。確実に住宅予算が上がるはずですし、なんならついでに保険見直し、というFPと営業マンはwin winな関係です。

この結果を見て営業マンはニコっと「払えそうですね」と腹の底から笑うわけです。FPが払えるという結果を出したら最後、こちらが「でも厳しそう」と言っても結果が全てです。FPは大丈夫と言ってますけどと言われます。

 

FPは基本的に保険営業マンです。人を紹介してもらえる環境、かつモデルハウスで静かに商談ができるのは保険営業からするとかなりの好条件です。これで家を建てられないライフプランを作る訳がないです。繰り返しますが、住宅・保険の営業マンはwin winな関係です。

ハウスメーカーのFP相談は予算UPの後押し。無料なのは見込客だから。

 

※私もハウスメーカー紹介のFP相談しましたが、当時年収350万くらいだった私に11万/月 は払えるという無謀な提案がありました。詳細を聞くとローン支払いの35年間はきっちり2馬力で計算されていて、家を建てるのに子どもは計算外のようでした(笑)

自分がFPになろう

資格を取れということではありません。自分のお金は自分で見直しが基本ということです。でも、なかなかやらないからFP相談という大げさな機会が設けられるのです。

個人的には、固定費の支出さえしっかりしておけば大きな問題は無いと考えています。この管理が自分でできるなら、必ずしもFP相談は必要ではありません。先ずは自分で家計に触れてみることが大切です。

 

でも「お金の計算は苦手/見直す時間ないよ」というならハウスメーカーと癒着してない第三者のFPを自分で探しましょう。

それこそ、どこが削れる?から相談に入るものとてもいいと思います。

なんでも比較するべき

普段の生活ではこれから買うものには注意しませんか?

セール中に買ったり価格.comとかで比較すると思います。身近なところだとスーパーは特売日に行くとか、安いガソリンスタンドに行くとかそういう話です。常に一番安い方法で買おうと心がけます。

 

しかし、もう買った(契約した)ものはいくらだったか忘れがちではないですか?毎月払うものも、毎回購入している事実は変わりません。この忘れる原因は買うという判断が省略されているからです。都度購入ボタンでポチるならもっと金額にシビアになります。

 

このパターンで購入している例でわかりやすいのは定期便です。

例えばamazonは価格変動が頻繁にあります。分からない場合は『keepa(キーパ)』で調べてみましょう。価格推移のグラフが出てくるはずです。

定期便はこの価格を無視して高いときも勝手に決済されます。あくまでも定期便なので決まったサイクルで商品を届けるからです。仮に毎月 自分でポチってたら安いタイミングで買いますよね、高い買い物ほど慎重に比較するはずです。

ネットショッピングのように常に比較しよう。比較が難しいものは定期的に見直そう。

予算と余裕のバランスを決めよう

家を買うタイミングというのは生活費見直しの一番いいタイミングです。団信に加入するなら生命保険をその分削れるかもしれないし、引っ越しする頃には子どもが成長して習い事をするかもしれません。

 

何においても「余裕」は大切で、心・お金・身体これらの余裕があって家庭円満となります。くれぐれも予算配分には注意しましょう。

 

自分で予算決めするのに自信が無い方は、得意な人に任せればいいんです。それが親でも友人でもFPでも誰でもいいと思います。

個人的には知り合いにお金の情報を見られるのは嫌だと思うので、住宅に詳しいFPに相談できる窓口がオススメです。無料なので、家づくりの準備として「とりあえず」軽い気持ちで相談してみてはいかがでしょうか。

習うより慣れよう。とりあえず行動してみる。

家賃で家は建つのか

家賃で家が建つ」って謳い文句ありますよね。そういうチラシやサイトを見つけたら小さい字をよく読んでみましょう。

  • 金利
  • ボーナス払い
  • 駐車台数

そして、これらだけでも自分に当てはめて考えます。

 

  • この金利で借りられるのか

金利は借り入れる人・月によって、また固定か変動かによって変わります。その他、転職直後は借入額や金利が不利になることが多いです。

  • ボーナスはずっともらえるか

勤務先のボーナスはこの先もずっとあるのかどうか。法律上はボーナスが無くても問題ありません。コロナウイルスの件で記憶に新しいと思います。ボーナスは業績が悪いと出ないですよね。

  • 駐車台数が足りるか

別で借りて仮に 1万/月 とか払うなら、最初から台数を停められる方がいいかもしれません。

 

どうでしょうか。家賃と同じで家が建つかなんてわからないですよね。これはただの売り文句でしかないので真に受けないようにしてください。そして、冒頭に書いた人間力を高めていき、自分で判断できるように最低限の知識は持っておきましょう。リアルタイムで成果が表れてきます。

【まとめ】やることリスト

結局何をすればいいか分からない方の為にやることリストを作っておきます。簡単なのから始めて手軽にスタートを切りましょう。

 

  1. ふるさと納税
  2. スマホプラン見直し

 

軽い物をふたつ並べましたので、ふるさと納税は今してみましょう。普通のショッピングと同じなのできっかけづくりはここです。金額は置いといてまずは商品を眺めてみてください。

 

繰り返しになりますが家が全てではないです。車や趣味なども忘れずに余裕を持った予算計画にしましょう。知識は武器というよりは自分を守る盾になります。

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